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24 Apr. 2019

India Tour Report 2019        Go Hashimoto (UTokyo)

・affiliation :システム創成学科
・duration :February 20-27, 2019
・program :工学系研究科インド工科大学デリー校と企業視察

新たな出会いと可能性の国、インド

1.  I I T 生や教授との交流

インドに行く前から、IIT生徒の交流はかなり楽しみにしてました。彼らは、難関入試を突破してきたエリートたちで、その多くが将来GoogleやMicrosoftで活躍する人です。2月21日、22日の2日間で彼らと授業を受け、食事や観光地を回りました。皆、気さくでとてもフレンドリーで話していて時間があっという間に忘れてしまう、そんな夢のような時間でした。また、オペレーションリサーチを専門にするIITの教授の研究室を訪問した際には、彼が育った故郷インドの社会問題を解決するために、アメリカで修士取得後インドに戻ってきた、そんな彼の強い眼差しに心を打たれました。

IIT 授業の生徒 研究室のメンバーと

2.企業訪問

コンクリートを製造するNGO団体Tara, Tata Group, HONDA, JICAを訪問しました。Taraでは、産業プラントの廃棄物をコンクリートを形成に利用してることを学び、それは森林破壊が深刻なインドや、リサイクルを 重視するインドならではと思いました。技術力では日本には劣るが、彼ら独自の方法で安価で環境負荷を抑えていくそんな技術を求めているのかなと感じました。

Tata Groupはさすが財閥だけあって、officeの豪華さ、提供される品々、全てが豪邸かのようでした。しかし、それをうらずけるだけのビジネスモデルがあることを知りました。例えば、産学連携でも、世界トップを含む250程の大学と共同研究していて、日本の会社でここまで大学とつながっている会社はあるのかなと思わざるを得ませんでした。Block Chain やロボットの強化学習など、先端技術などを促進してプロダクト開発に取り組むチームが紹介していた技術はとても魅力的なものばかりでした。

3. 2回目のインド

2年前に初めてインドに行った時に、町の混沌さに衝撃に受けました。その時に人々の優しさや明るさに心を奪われ好きになりました。しかし今回 町のカオスさは正直なところ全く改善されていませんでした。観光客が多く集まるタージマハルのトイレでチップ取りがなくなる等、少しずつ変わっていく兆しはみられました。 今回は、アクティブなメンバーと共に、より深い社会勉強ができたと思います。特に、売春街を通った時には、人身売買で連れてこられた売春婦たちが、なりふり構わず自分たちの生活のために必死に生きているリアリティーを感じました。また、少しでも小金を稼ごうと、物の値段を高額に割り増ししてくる人が町にもホテルにも空港にもいて、その人たちとやりとりをしているうちに、生きる意味について考えさせられました。

4. 最高の友人との出会い

今回一緒に行ったメンバーは、とても皆気さくで面白かったです。その中でも、僕の人生に大きな影響を与えてくれそうな友人 奥田亮史君との大きいものでした。彼は、行動力があり、挑戦を恐れず魅力的な雰囲気をもっています。彼と話をしているうちに、共通のビジョンをもっていることにも気づき、将来どこかで彼と関わる日がくる予感がします。

奥田 亮史君(右)

”Termia Kasih”

蘇先生、小山さん、長岡さん、インド工科大学の先生方、本当にお世話になりました。ありがとうございました。